中島菜入り能登つくね鍋

まいもん処 いしり亭

中島菜入り能登つくね鍋

七尾駅から七尾港に続く御祓川(みそぎがわ)大通り。その名の通り御祓川沿いの通りだが、川の反対側の道沿いには黒い壁の趣のある建物が見える。向かって左側にひっそりとかかる暖簾には「まいもん処 いしり亭」の文字。それをくぐって奥に進むと、左側には今どき珍しい石のかまどと積み上がった薪が見え、右手のガラス戸を開けて店内に入る。

実はこの建物は明治時代から御祓川沿いにあった旧十二銀行(現在の北陸銀行の前身)の建物を改装して、一階部分でいしり亭と能登の作家モノの販売を取り扱うギャラリーが営業している。いしり亭の奥の部屋は、銀行として営業していた当時は金庫室として利用されていたそうだ。室内のしつらえも粋で明治時代の能登の文化レベルが高かったことが伺える。

この「いしり亭」という店名から想像できる通り、能登の伝統調味料・魚醤であるいしりを使った料理が自慢の店だ。いしりは独特の臭みはあるもののうまみ成分を凝縮したような調味料で「魔法の調味料」と言われることもしばしば。通常、イワシやイカなどから作られることが多いが、いしり亭のいしりの原材料にはメギスを使うことにこだわっているそうだ。メギスを使うことで独特の臭みが抑えられ、どんな料理に使っても美味しく仕上がるとのこと。事実このいしり亭のすべての料理にいしりが何かしらの形で使われている。

という訳で、いしり亭の能登鍋にもこの「姫鱚(メギス)いしり」は使われている。その名も「能登つくね鍋 姫鱚いしり仕立て」。この能登つくね鍋。なんと3種類ものつくねが入っている。1つめは「鍋にはお肉!」ということで、鶏肉のつくね。「能登と言えば魚でしょ!」ということで2つめが白身魚のすり身。そして、「やっぱり健康を考えて野菜も!」ということで能登野菜の中島菜入り米粉のつくね団子まで入る。さらに海藻なども入り、もちろん出汁にはいしりの風味が漂う。

つくねを作るのは手間がかかる。そのまま入れればいい鶏肉だって、魚だって、野菜だって、叩いて・つなぎをいれて・こねて...このひと手間の愛情の結晶たちを能登のお母ちゃん3人組が作ってくれる。だから美味い!3人のお母さんたちに会いに行けばいつでも「おかえり!」と言ってもらえそうな気分になる。店先にかかる暖簾を「ただいま!」とくぐってみては?

値段 一人あたり3,000円
備考

宴会コースでのご提供となります。前日までに要予約。4名様より承ります。

[店舗情報]

まいもん処 いしり亭

定休日:水曜日
営業時間:10:00~19:00
〒926-0804七尾市生駒町16-4
電話:0767-52-8900
ホームページ:http://ishiri.com
中島菜入り能登つくね鍋
中島菜入り能登つくね鍋
中島菜入り能登つくね鍋
中島菜入り能登つくね鍋